2024年09月01日配信
JTBF 広報委員会
JTBF会員の皆様へ
酷暑が続きますが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか。
去る7月30日の総会において、北山会長を引継ぎ会長に就任しました舘逸志です。総会では、併せて、副会長・委員長の改選、予算決算についても承認いただき、岡本さん、佐藤さん、安岡さん、野澤さんの4名の新副会長、各委員長とともに会の運営を行っていくこととなります。
全くの力不足ですが、皆様のご支援で、何とかJTBFの歴史を継承し、ビジネスの視点から日タイ両国の親善・友好にお役に立っていきたいと考えております。北山会長とともに事務方を支えて下さっていた荒巻事務局長も退任されることから、これからは事務的にも皆さんのボランティア精神に頼った運営となります。新体制の構築には、それなりの時間を要すると思いますので、当面は、顧問に就任頂いた北山前会長、前副会長・委員長、荒巻会員、HPについては奥村会員のご協力を頂きながらじっくりと取り組んでいきたいと存じます。
これまでJTBFはタイ赴任中にJCCBなどの場で協力してきた日系企業幹部の方々が帰国後に個人の立場で日タイ友好、交流のために様々な活動を行ってきました。具体的には、タイ大使館の各部門に対応した委員会の大使館へのアドバイザー的な活動、「日タイのビジネス交流を振返る」、「他山の石=タイ国を見る一視点=」、タイのローカルの旅に関する小冊子類等の出版活動、大使館での日タイ交流写真展、各種セミナーの開催などに協力してきました。また、年に一度、主要な会員によるタイへの団体訪問を行い、工業省、TNI、BOI、高専などを訪れて、タイにおける最近の政策展開(特に日本と関係の深い領域)について、アップデートしてHPなどで広く日本社会にタイの最新の政策動向を共有してまいりました。
一方、最近の日タイ関係は、JTBF発足当初とは大幅に変化してきています。日本がタイへの主要な投資元であった時代は過去のものとなり、現在では中国、シンガポール、米国、その他の国々の後塵を拝するようになってきています。日本の主要なメーカー、更に、これらのメーカーの関連中小企業は既にタイに進出済みであり、新たにタイ市場を目指す企業は、タイ国内マーケットをターゲットとするサービス業が多くなっています。逆に、タイから日本への投資については、タイ料理レストランなどに加えて、再エネ企業の日本への投資も目立つようになってきました。観光に関しては、これまで日本から多くの旅行客がタイを訪問してきましたが、現在では、訪日タイ観光客の数が訪タイ日本観光客の数を上回ってきています。
こうした日本とタイの経済関係の変化に伴って、JTBFの果たす役割も大きく変化してきています。現在の会員の属性についても、同様の変化が見られ、会員規約に関しても見直しが必要な状況と考えます。以上のような現状認識の下に、新たな方向性としては、以下のようなことを皆様とご相談していきたいと考えています。
1. JTBFのミッションの明確化
2. より範囲の広い会員を含めるための会員規約の見直し
・在日タイ企業メンバー
・法人メンバー
・新たなタイ進出予定団体、赴任予定者、タイ担当者
など
3. 大使館の各セクションのニーズに対応した委員会の再編成
4. 総務、財務、広報といった事務局機能の担い方
5. 訪タイミッションのあり方
6. 支部のあり方
基本的には運営委員会において方針を議論していくことになりますが、皆さまからも率直なご意見をお寄せ下さるようにお願い申し上げます。
JTBF新会長
舘 逸志
2024年度総会・懇親会(日タイ協会と共催)