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2018年Foodex-Thai Boothを視察して

日タイビジネスフォーラム 副会長
本村 博志


3月6日~9日まで例年の如く、幕張メッセ会場にて今年も盛況裡に「Foodex 2018」が開催された。JTBF会員による視察は毎年恒例のもの。3月と言っても名のみの厳寒に戻ったような雨天の中、JTBF会員3名で会場に向かう。11時からタイ・ブースでは「クルアイ・ホーム」という糖度の高いバナナを素材としたスゥイーツのデモがあるので、急ぎ会場に駆けつける。タイ・ブースがある辺りの天井には、いつも会場ホールのどこからでも見える「Kitchen of the World」の大きな赤いボードが吊り下がっているのに、今年は見えない。「タイ・ブース」と言えば直ぐに頭に浮かぶくらいもう「ブランド化」した赤いボードが消えている。寂しさを感ずるのは筆者だけだろうか?
代わりに「Thailand」のボードに「Taste the World Savor」の小さな書き込み。ウン?直ぐにはピンと来ない。

「世界の台所」、タイ・ブースは、例年通りの商品の陳列で全く変わっていない。ソース等調味料、ドライ・冷凍フルーツ、スナック類、インスタント食品、キャンディー、サバ・マグロ缶、コーン、ココナッツミルク関連、各種飲料・・・。
今までとどこが変わっているのか?これら商品の陳列だけでは、変化点を見つけるのが難しい。あのマンゴー入りのチョコレートは?今年も出品していない。マンゴー味とチョコレートの苦味が適度に口中で混ざり、あのトローリとした如何にもタイならではの味。美味しかったのになあ。世界中からBuyerが来ているが、熱心に試食を進めるでもない。何か冷めた感じが漂っている。

見つけた!新製品。「VIBTICO」。ヘルシーなココナッツ・ウォーターにタイ産のビネガーをブレンド。タイ食品の中に「健康志向」を前面に打ち出したオツな味の飲み物だ。もう少しマイルド感を出せば良いかも。ビネガー独特の性質―免疫力を高め血糖値を抑制してくれる。飲んでいるうちに健康にも良さそうな感じがして来るのが不思議。

タイ・ブースは、世界各国のブースの中心に位置しているが(ホール4)、ホール8のドン詰まりにも小さな「タイ・ブース」が一つ、ひっそりとあるではないか!どうしてここに?

農水省ブースの前で

聞けば、農水省直々のブースとか。会場の一番隅っこなので、出展料も格安の由。「食の安全・安心」をモットーにして作られた、焼き鳥、鳥の唐揚、グリーンカレーが存分に試食出来るではないか。味もなかなかイケル!これにシンハーかチャンビールでもあれば来訪客、万来、間違いなし!

それにしても、会場の中心的な位置にあるタイ・ブースと共同で出店できないものか?数年前には、シンハービールが独自のブースで盛大にビールのデモをやっていた。「世界の台所・タイランド」の下、商務省、農水省、シンハーなど食品大手とSMEがコラボして、タイ産品のデモ・試食を盛大に実施する。タイには素晴らしいワインもある。

ビール、ワインの試飲に加え、タイ特産のチキン関連品試食、バナメイエビの天ぷら試食、タイ独特の調味料を使ったタイ料理を試食させる。周りに今回陳列されているSMEの製品をアピールする・・・など新企画を期待したい。展示企画責任者は、日本館の展示の様子を研究して、良い処を取り入れ企画実施すれば、必ずや活況を呈し押すな押すなの来訪客となることと確信する。従来通りのやり方をこの辺で見直して見ては如何だろう。
小雨降る冬に逆戻りの天候の中、来年こそ、あの「Kitchen of the World」の赤いボードの下、活況溢れるタイ・ブースとなることを期待しつつ会場を後にした。

(2018年3月10日寄稿)



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