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日タイビジネスフォーラム(Japan-Thailand Business Forum)タイ国に駐在経験のある日本人ビジネスマン(現役&OB)が個人の立場で参加しています。これまでの日本・タイ国両国におけるビジネス経験を生かし、両国間友好関係の促進に寄与したいと考えています。
Wat Chaoprab, Sri Ayutthaya
☆☆日・タイ随想(26)☆☆「タイの民意」とはJTBF会員:木谷 豊 2006年9月の軍事クーデターでタクシン政権が崩壊してから2年余り。この間のタイ政局を眺めていると、タイ国民全体の民意は一体何なのだろう…と頭が混乱してしまう。 反タクシン?親タクシン? 少し経過を振り返ってみる。政局混迷のきっかけは、2006年1月に発覚したタクシン首相一族の株式不正取引疑惑だった。4月には民意を問う総選挙が行われるが、野党不在で与党が圧勝。しかしプミポン国王は「選挙に一政党しか立候補しないのは民主主義ではない」などとして国会の招集を拒否。最終的には9月に軍事クーデターが起こった。クーデターは言うまでもなく非民主的な手段だが、その直後に行われた世論調査では実に国民の80%以上がそれを支持していた。 嫌気がさし始めたバンコク市民 一方で、混乱の引き金となったタクシン元首相の不正疑惑の処理は法に従って粛々と進んでいる。10月21日には、元首相夫妻がバンコク中心部の国有地を不正取引したとして国家汚職防止法違反の罪に問われた事件で、タイ最高裁判所がタクシン氏に禁固2年の実刑判決を言い渡した。タクシン夫妻は判決に先立ち、英国政府に亡命を申請したとも伝えられている。 国王頼み、またもや? アジアの特徴は、よくも悪くも各国・地域の多様性にある。タイには「タイスタイル」がある。政治で言えば「立憲君主制下の民主主義」という独特のやり方だ。国民が最後の拠りどころとするのはあくまでもプミポン国王であり、民主主義はその手前にある手法。極端に言えば、徳のある国王が国民の不満のないように統治してくれるなら、必ずしも民主的でなくても構わない。2006年9月にクーデターを起こした軍も、国王の側近であるプレム枢密院議長を後ろ盾としていた。1991年のクーデターの後、タイにも欧米型の民主主義が根付き始めたかに見えた時期があったが、実はそうではなかった。そう考えると、タイ国民の民意は今も「絶対的な信頼と尊敬を集める国王による統治・安寧」だということができるかもしれない。 了 この記事へのコメントは pr@jtbf.info までお寄せ下さい。 |
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