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JTBF訪タイ・ミッション2009 (2/23-2/27)

日本大使館訪問記

有川武俊(JTBF副会長)

2009年2月23日(月)9:00-10:00 於:日本大使館 レセプションルーム
出席者:  (大使館) 小町大使、一方井経済部参事官、倉知経済部専門調査員
(JTBF) ミッションメンバー全員

  23日9時より大使館に伺い小町大使、一方井経済部参事官、倉知経済部専門調査員と面談をした。まず最初に北山会長よりJTBFの設立、メンバー構成、各委員会につきご説明を申し上げた。続いて今回のメンバーより各自の自己紹介を行った。大使より次のようなお話があった。

   大使:9月20日の着任以来5ヶ月が経った。表面的にはタイは落ち着いたと考える。またこのたびのアピシット首相の訪日で前向きの方向が出てきたと感じられる。ただリーマンショックに端を発した経済悪化の状況がタイにも波及してきた。今年に入ってから緊迫感がでてきており、失業者もかなり出てくるのではと予想している。内閣はこのほど1,170億バーツの緊急予算を議会で通したが、本予算前にいま一つ手を打つことを考えているようである。

   メンバーから (1)政府は大丈夫ですか (2)空港占拠ということはまた起こる可能性は との質問に、大使からはわかりやすく言えば、石川遼選手が来てプレイをし、また宮里選手が来ることを考えたとき大丈夫と思いますとお答えになりながら、あわせてつぎのお話があった。

   昨年の政変は (1)タイの人のかなりの人がもういい加減にしたらどうかと思っていたこと (2)経済問題が深刻なのにそんなことをやっている場合か と言う状況で、全般的には良い方向に向かっていると考えられ、昨年よりは状況が正常化すると考えているとのお話があった。またタクシン派も暴力的なパフォーマンスはしないといっているので、空港占拠などのようなことは起こらないと思う。政権としては経済問題を早く解決しないと政権維持が難しくなるかもしれないとの見通しを示された。

   一方井参事官よりタイの定額給付金について次のような説明があった。タイでも日本と同じ定額給付金が施行されるが対象は190万人位で社会保険に入っている人が対象になる(そうしないと正確な人数が把握出来ない為)。このスキームには農民は入っていないが、農民に対しては他の財源から供出するので問題はない、と考えているとのこと。これはかならず消費に回してもらうということでクーポン券を発行するという形を取る予定とのこと。(参照:下記注)

   メンバーより観光客が激減しているのではとの質問には、大使より欧米の人々がかなり戻ってきており、日本も少しずつ増えてくるのではとの、見解を示された。また観光の二重価格を廃するべきであるとの意見に対しては大使からもホテル代がかなり高いですねとのコメントがあった。

   GMSに対する大使館の対応は、との質問に対しては、大使館としても積極的に対応する所存であり具体的には東西経済回路を使った物流を行うことを考えていると。対象は電子電気関係が多くタイ、ハノイ間が4日間で行けることになる。現在通関に1-2日間掛かっているので、これは解決しなければいけないとの話があった。

   一時間におよぶ懇談であったが大使、参事官も丁寧に説明をして頂いた。タイが昔の微笑みの国もう一度来たい国に一日も早く戻って欲しいというのが今回のメンバーの思いであったと思う。

日本大使館での面談風景
於:大使館 左側奥から 小町大使、一方井経済部参事官、倉知経済部専門調査員


  注: その後の新聞報道によると、3月26日小切手による定額給付金の支給が開始された(4月8日まで)。受給対象者は約1000万人と報道されている。



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