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JTBF訪タイ・ミッション2009 (2/23-2/27)

タイ国政府観光庁(TAT)訪問記

水谷和正(JTBF観光委員会委員長)

2009年2月23日(月)16:00-17:00 於:タイ国政府観光庁会議室
出席者:  (TAT) Mr. Santichai Euachongprasit (Deputy Governor)、Ms. Eumporn Jiragalwisul (Director)、Mr. Sansern Ngaorungsi (Executive Director)、Mr. K. Shikano
(JTBF) 北山、上東野、奥村、水谷

双方の発言要旨以下の通り;

  • TAT(副総裁)
    JTB代表への歓迎挨拶。来タイの日本人は陸つずきのマレーシアを除けばタイへの外国人観光客のトップの数であり、タイにとって最も重要なお客様である。TATにとっても一ヶ国で東京、大坂、福岡と3都市に事務所を設けるのは世界で日本だけであり、TATの海外重要拠点である。今年2月はじめにタイのアビシット首相とともに訪日した。日本は近年、"YOUKOSO JAPANN"キャンペーンで来日外国人増加に努力し成果を挙げている。今回の訪問で、今後、日タイ双方から委員を出して委員会を作り、両国双方向にさらに観光客を増やすために協力しあうことで政府間で合意をした。今後具体化を進めたい。

    JTBFのTATへの協力はよく知っており、TAT本部としても感謝している。今後とも、日本における"Friend ofThailand"としてサポートをお願いしたい。是非色々ご意見を聞かせて欲しい。
  • JTBF(北山会長)
    JTBFミッションのTAT訪問につき謝意表明。JTBFにつき概略紹介。JTBFの活動において特に観光委員会、ロングステイ委員会の活動を通し、TAT東京との友好的協力関係を大事に考えている。今後とも、良い協力関係の下に日タイ交流の更なる発展に力を尽くしたい。

    又、昨年のJTBFの"Friend of Thailand"受賞、並びに、今回のミッションのタイ東北地方への小旅行に関わるTATの支援につき謝意を表明。
  • JTBF(水谷)
    昨年、現総裁は就任の際、"量より質"の観光政策を発表し、その後、タイ観光はAMAZING THAILANDの戦略の下、質の向上に向けて進化していると認識している。我々観光委員会は毎年恒例のタイミッションの際、TAT東京の協力を得て、その時々のTATの戦略に沿った旅のテーマを決めて、ありきたりのバンコック旅行とは一味違う小旅行をおこなってきた。極く普通の一人の日本人観光客として体験し、その感想を日本市場に報告して来た。今年は、タイにおけるクメール遺跡とタイの豊かな自然の中でのエコツアーをテーマにカオヤイ国立公園とコラートのピマーイ遺跡に1泊2日の小旅行を計画した。

    昨年のタイの政治混乱により、タイに働く日本人観光業者は悲惨な状況にある。4月以降の需要喚起に向けTATの打ち出す即効性のある市場刺激策に大きな期待をしている。例えばタイへの、日本人観光客すべてに受け入れられているタイマッサージの無料券の発行をしたらどうかと言うアイデア等が仲間たちから強く出されているので検討願いたい。
  • TAT(副総裁)
    TATはタイ東北地方への観光客を誘致することに一層力を入れようとしている。この意味で、今回JTBFミッションがナコンラチャシマ県に旅行を計画したのは誠に時宜を得たものである。世界遺産のカオヤイ国立自然公園は、交通も整備され、旅行先として、森林のトレッキング、高級ゴルフ場、ワイン工場でのぶどう狩り、家族用のキャンプ場、牧場での乳搾り、アイスクリーム、等々質の高い旅を楽しめるところが沢山ある。

    日本政府も従来からメコン開発には力を入れており、タイ政府としてもタイ東北地方の発展を単にタイの地点としてではなく、ラオス、ベトナム、を含め広く、面として発展を目指している。今後一層鉄道網の整備も進められる。

    4月以降の日本市場の浮揚刺激策については、在タイの日本人関係者から十分意見を聞き、早急に実行に移したい。
  • JTBF(上東野)
    JTBFのみならず日タイロングステイ交流協会(事務局長)、ロングステイ財団(評議員)として意見を述べたい。
    1. 日本人は定年後、一度は海外に住んでで見たいと思っている人が多い。財団主催のロングステイフェアーにも関心が高まっており、今年は一万人の参加者になるだろう。地方でのフェアーにも参加者が増えている。
    2. 滞在希望国は所謂、安・近・暖、でアジアの希望者が多い。マレーシア、タイ、オーストラリアが人気3ヶ国で、誘致競争がはげしくなっている。
    3. ロングステイヤーの最大関心は各国の治安、医療、言葉である。タイは今まですべて合格だったが、昨年来治安の面が不安材料となlっている。
    4. ロングステイヤーは何をそこでしたいのか目的をもっている。異文化との交流,,のんびびり感を味わいたい、がもっとも多い。タイの滞在先として、80-90パーセントがバンコック、チェンマイが10パーセント程度、最近はチェンマイの人気が高まっている。今後はタイ東北地方も勧めてみたい。タイは50歳以上の高齢者に人気があり、若い人に人気が低いと言う調査数字がある。
    5. ロングステイ関連で以下3点につき質問したい。【事前にTAT側に提出してある質問事項】
      1. TLM社の現状と先行きについて、最大株主としてのTATの方針は?
      2. エリートカードの今後について、100万人会員目標が2,600名、債務超過のプロジェクトの今後は?
      3. マレ-シアのLSビザは就労が可能(時間制限)になった。タイLSビザで同様の就労の可能性は?
  • TAT(副総裁)
    事前に頂いた質問について答えたい。
    1. TLMは民間企業であり、現在ではTATはほんの少し株を所有しているだけなので同社の今後につき多くを言える立場にない。ただ、TLM社がロングステイ政策のプロかどうかと聞かれれば、プロではないと認めざるを得ない。今後TLM社は ロングステイアーにとって必要な情報を的確に提供する仕事に戻る必要がある。
    2. エリートカードのプロジェクトを止めるかどうかの決断の段階に来ている。止める場合、会員の苦情が無い様に世界に向かってきちんと説明する必要がある。近いうちに政府は決断する。
    3. 他国と比較してロングステイヤーの条件に魅力が無くてはだめである。マレーシアを含め競争国の条件をよく調査して、関係諸機関とも連絡を取りスピーディに前向きに対処したい。タイとしても、ビザ発給の無料化などできることはすピーデイに実行に移している。ロングステイアー誘致をTATの一つの大きな任務として明確に位置付け、TATが責任を持って関係省庁と連絡を取り、問題解決に道を開くよう努めていきたい。
  • JTBF(奥村)
    タイの治安につき、我々タイをすこしでも知ってる者は観光に差し障る状況でないことがわかるが、一般の日本人にはタイと聞いただけで危険なところとのイメージがある。マスコミ報道に偏重した情報がタイのイメージ作りに強く影響している。この点マスコミ対策が重要であるがどのように考えているか。
  • TAT(副総裁)
    過去、津波のあとのプーケットの場合、マスコミを通し、大々的に復興状況を発信したが今回は政治がらみの問題であり、同じようにやっても、そのPR効果に疑問がある。近く、タイが議長国のASEAN会議があり、多数の首相がタイに集まる。このような国際会議が無事に行なわれることが世界に報道されることでタイの治安の回復振りを示したい。このあとで、どのようにマスコミを通してPRをするか検討したいと考えている。

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