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JTBF訪タイ・ミッション2010 (2/01-2/04)

泰日工業大学(TNI)訪問記

吉田研一(JTBF教育支援委員会委員)記

2010年2月02日(火)14:00-16:00 於:泰日工業大学キャンパス
出席者:  (TNI) Dr. Supong Chayutsahakij (Chairman of University Council), Prof. Krisada Visavateeranon (President of TNI), Dr. Bandhit Rojarayanont (Vice President of TNI), Mr. Sozo Yamamoto (Advisor of TPA)
(JTBF-敬称略) 吉川、石井、岡本、加藤、西城、布施、森田、ラウィパン、渡辺、吉田

2月2日午後JTBFミッション一行は泰日工業大学(以後TNIと略記)を訪問した、私にとってはA棟校舎建設中の2007年の初訪問から3回目の訪問となる。

スポン理事長、クリサダ学長、バンディット副学長が出迎えてくれ、大学の現状説明、今年の課題及び日本人講師派遣についてのJTBF協力のやり方等についての意見交換の後、昨年竣工したC棟(これでA,B,C、3棟の計画当初の校舎建設は完了)を見学しTNI訪問は終わった。

大学の現状

C棟が昨年完成し、今年6月に第4期生が入学すると全学年が揃い、学生数は大学、大学院(修士編入)合わせて現在の2,200名から3,000名になる予定でやっと大学の体をなすことになる。

説明の概要は次のとおり

  1. 日本式の「ものづくり」を重視したTNIの特徴
    -日本語、英語のできる技術者の育成
    -実務的、実験的な技術者の育成
    -自動車及び電機技術の習得に特化
    -日本関連機関とのネットワーク構築
  2. 日本の関連機関の援助
    -日本人商工会議所バンコックの奨学金 800万バーツ/年
      -実習用機材の提供
    -教育カリキュラム作成協力
    -日系企業での教育自習とインターンシップ受け入れ(実施は今年6月)
    -日系企業からの派遣教授
    -日系企業の就職受け入れ(来年の第一期卒業生)
  3. 日本の提携大学
    九州大学、東北大学、東京外国語大学、東京農工大学、名古屋工業大学、東海大学等15大学と提携契約済み
  4. 短期(1~2ヶ月)交換留学制度
    大阪工業大学、千葉工業大学、芝浦工業大学等へ1~2名短期留学
  5. 学生数と奨学金受給者数
    年度  学生数  奨学生数
    200743377
    20081,23490
    20092,18475
    2010(予定) 3,00060

今年の課題

1年生から4年生まで全学年が揃う始めての年度になるが、TNIと支援母体のTPAは勿論のこと我々JTBFの今年度の関心事は最初の卒業生の進路、すなわち就職先であったが。TNIの説明では今年度の第一期生の就職についてはさほど心配はしていないように見受けられた。理由は6月から予定している日系企業への約250名のインターンシップに対して、300社が受け入れを表明していることからの楽観的判断のようである。就職は他大学との競合もあり実習とは性格が異なると思われるが、今年のタイのGDP成長率が3.5%と予想され、また自動車生産台数が過去最大の130万台と予想される状況の中では、自動車と電機に特化した技術系学生の就職について楽観的になるの当然なのかなとの印象も受けた。

第一期卒業生の就職先企業の実績に注目したい。

日本人講師派遣

当初からJTBFは日本人講師派遣について援助協力を依頼され、側面からTNIに対して協力してきた経緯がある。一時期、Senior Volunteer派遣(SV派遣)講師の不評との情報も漏れ聞こえ、JTBFは日タイ経済協力協会(JTECS)を通じてExpert派遣(EX派遣)を推奨し、前駐日大使スイット氏の協力を得てJTECSと共にJICAとの折衝にも参加したが、肝心のTNI側のEX派遣に対する考え方は、タイ教育省の認可が必要な事などもあり積極的ではないようであった。

再確認の意味も含めて今回の訪問でJTBFは次のような提案した。
-実効のある講師派遣はSV派遣では不十分であるので、現役の人のEX派遣を推奨する
-JICAを通じて募集する場合、JTECS(JTECSから山本氏をTNIに派遣中)を通じてJTECSのTNI支援委員会やJTBFにも事前連絡してもらえば、企業や人脈を通じて最適の人材がJICAの募集に応募できるように協力する (突然発表されるJICAの募集ではTNIが求める人材は応募しがたい)

TNIもこの提案を了承した。

一方、(財)海外貿易開発協会(JODC)を通して自動車工学で1名来ているが延長を申請中との説明もあった。

学内見学

会議のあとC棟を見学してTNI訪問を終えた。

C棟

C棟 実習室の一部



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