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JTBF 訪タイ・ミッション2011 (2/7-2/11)

タイ中央銀行訪問記

本村博志(JTBF金融委員会委員長)記

2011年2月8日(火) 16:00-17:00
タイ中央銀行: Mr.Krirk Vanikkul (Deputy Governor)
当方: 北山会長、本村


北山会長より、JTBFの組織、活動、今回の訪タイミッションの目的など説明のうえ、概略以下、意見交換を行った。

  • (JTBF) 日本国内の銀行融資残高が伸び悩む中、アジア地域・非日系企業への貿易金融、プロジェクト金融、インフラ投資への資金供給、シンジケーションローン等の融資残高が急伸している。また、Cash Management Service にも力を入れている。
  • (中央銀行) タイは「教育」など問題が多い。労働生産性を上げねばならないと考えている。日本国内の融資が伸び悩んでいるなら、もっと当該アジア地域へ高技術を伴った投資を、金融面から支援して欲しい。
  • (JTBF) 中国はもっと open な market とする必要があるが、同時に難しい国内問題も抱えている。貧困問題、環境問題、少数民族問題、広すぎる統治地域などである。従い、中国側要人の説明によれば、"rapid manner" での変革は "100% unlikely" であり、"gradual な adjustment" しかないだろう、との言があったが、事実そうだろうと考える。
    (中央銀行) 同感。昨年も中銀関係者の会合があった際も、金融政策は "国に confine" されるので、全体のパッケージ到達が困難な面もあった。
  • (中央銀行) 中国の南下政策は、インフラ面の充実も伴い、安価な物資が鉄道で供給されることとなり、必ずしも悪いことではなく、中長期的に、タイも産業貿易構造を変える必要があり、労働生産性の向上をより真剣に努力せねばならない。
    (JTBF) 日本でも、前川リポートなど輸出依存型経済から内需主導型経済への移行が唱導されたが、実現はなかなか難しいのが現実だ。
  • 副総裁は、TPP (Trans Pacific Partnership) への関心は左程高くない様子。
  • (中央銀行) 最近は "unknown factor" が多すぎる。財政金融政策も1年前とはかなり違ったものとなっている。米国経済の良化を望む。




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