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ロイヤル・フローラ・エキスポ見学行 (1/3)

チェンマイ空港からエキスポ会場へ

ラオスのルアンプラバーンからチェンマイに入ったのは11月19日正午過ぎ。入国検査で係官からラッゲージを開くよう指示された。バンコクでラッゲージの中身を調べられることは殆ど無いことだが、チェンマイではそうもいかないらしい。バンドをはずし開けようとしていたら、「チェンマイにはどういう目的で来られたのですか」と係官が訊く。「タイ人の友人たちとロイアル・フローラ・ラーチャプルックを見にきたんですよ」そう答えると、一寸間をおいてから「ラッゲージは開けなくて結構です」という。「ゆっくり楽しんで下さい」とまでは言わなかったが、日本人がよくぞ来てくれたと言わんばかり、歓迎の表情。チェンマイあげてロイアル・フローラ・ラーチャプルックを盛り上げようという雰囲気が感じられ、心楽しくチェンマイ入りしたのである。

タイの友人たち、そう・・・一行8名。タイ人5名日本人3名、いずれもタイで働いていた時の仲間である。タイ人5名のうち2名は女性。1年か2年に一度この仲間で旅行する。旅程はタイ人まかせ。今年はラオスの古都ルアンプラバーンに行こうという。帰途チェンマイで開催中のロイアル・フローラ・ラーチャプルックが旅程に入っている。おまかせとはいえ、願ってもないことであった。

ルアンプラバーンからの飛行機の中で、広い会場をどのように見学するか、タイ人の間でしきりに議論していた。その結果、飛行場から直接会場に行こうという、ホテルのチェックインは後回し、その方が効率的ということである。ところが、チェンマイに到着すると雲ひとつない晴天、暑さがこたえる。突然予定変更。まずチェックインを済ませ、おいしいうどん屋があるからそこでゆっくり昼食をとろう。ロイアル・フローラ・ラーチャプルックは夕方少し涼しくなってからでも十分時間があるという。いかにもタイ人らしいことではある。

エキスポ会場に向かう沿道、黄色ののぼが林立 ということで、3時半過ぎ会場に向かう。会場に至る沿道に黄色いのぼりがはためく。見るとタイの友人たちは黄色のシャツ。そう、黄色は国王の誕生色。6月の即位60周年記念祝賀で宮殿前広場に集まった群衆を、上空から撮った写真を見たことがあるが、サラブリ県のひまわり畑かと見まごうばかりであったのを思い出す。ラーチャプルックはタイの国花、これも黄色。ロイアル・フローラ・ラーチャプルックは国王の即位60周年記念事業のひとつでもある。国王を敬愛するタイ人には、我々外国人とはまた異なった感慨があるのであろう。

3本のボトルトリー車中同行の友人タイ人女性に「何か特別の目当てはあるの?」と尋ねた。「マダガスカルから来たパームトリーよ」という答え。案内書ではボトルトリーとある。このことらしい。なお、日本に帰ってから調べたら、バオバオとも呼ぶらしい。幹が太く太鼓のように膨らんだ珍しい樹木である。こんなところにも、このロイアル・フローラ・ラーチャプルックに参加している国が多岐にわたっていることが察せられる。

で、到着して車から降りて歩き始めるとすぐ目の前の小高い丘に、くだんのボトルトリーが3本植わさっている。エントランスの目玉なのであろう。友人のタイ人女性に冗談をいう、「早くも目的は達せられましたね。もう帰りましょうか?」

エキスポ会場

エキスポ会場マップ会場はほぼ正方形。中央南北に広い遊歩道。北端がロイアル・パビリオン・ゾーン。エントランスで手渡されたパンフレットによると、面積80ヘクタール、沿道総距離7.2キロとある。パンフレットの案内を引用する。

「2006年11月1日・・・国際園芸博覧会(ロイアル・フローラ・ラーチャプルック2006)が、チェンマイ、メーヒヤ地区王立農業研究所内の470ライ(75万2千平方メートル)もの敷地を使っていよいよ開催されます。」

「2006年のプミポン国王在位60周年、そして2007年には80歳の誕生を迎えられる国王の祝賀行事の一環として国民全体が誇りをもって歴史的にも盛大に開催されるこの博覧会。全92日間の開催中は、あふれんばかりの幸せな雰囲気につつまれ、ご来場の皆様の人生にも素敵な経験となってくれることでしょう。」

(マップは http://www.royalfloraexpo.com から転載しています。)

電動カートの乗り合い風景会場内を周遊する電動カートが見学客を運ぶ。我々もまず電動カートに乗るべく列に並ぶ。長蛇の列。長いこと待たされるのを覚悟したが、このカート、収容2~30名、次から次へと間をおかずに空車が来る。多くの見学客を想定した十分な備えなのであろう。ものの10分もしないうちに乗ることができた。

途中でカートを降りロイアル・パビリオンに向かう。歩き始めた途端日本人の友人が「うん、よく管理されている」と感心。彼の基準はディズニーランドの清潔さである。ただよく見渡したら道路わきに一寸した紙くず。彼の評価が少し下がる。たしかにここにはローラースケートで動きまわるパトロールはいない。帰り際のことだが、木立の目につかないところに整備員が勢ぞろいして閉館を待ち構えているのを垣間見た。おそらく、整備や管理にあたっては、見学客の邪魔にならないようにとのポリシーなのだろう。

寄稿: 2006/12/04

奥村紀夫
JTBF広報委員長


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