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埼玉・タイ王国友好協会の活動紹介(2009)

日タイビジネスフォーラムSME委員会委員
西條正和

  丁度2年半前に埼玉・タイ王国友好協会の紹介を本稿に紹介させて戴きましたがその後の活動について改めて報告させていただきます。

  埼玉・タイ王国友好協会は発足後11年が経過しましたが昨年10月に当協会の生みの親であり、名誉会長として我々を導いていただいた元参議院議長・埼玉県知事であった土屋義彦氏がご逝去され、今年2月24日埼玉スーパーアリーナで「偲ぶ会」が盛大に開催され駐日タイ大使をはじめ多くの会員や県民が在りし日を偲びました。

  故土屋名誉会長の思い出として鮮明に記憶に残っているのが2年ほど前に当協会のプロジェクトとして実施したタイ国メーホンソン県の山岳民族カレン族の学校に図書館を寄贈した際の引渡し式にお元気で山奥まで足を運んで戴いたことです。

  その際時間の合間を見て旧日本軍と親交の深かったメーホンソンから80Km離れたクンユアムと言う村にある戦争博物館を訪問し、その慰霊碑の前で日本から持参されたお得意のハーモニカを突然持ち出され、「異国の丘」や「赤とんぼ」を吹奏され我々同行者の涙をさそったことは決して忘れることが出来ません。

  当協会は発足時よりの主旨であった「民間ベースによる草の根外交の促進」を基に会員のボランティア精神に支えられ、毎年地道に粛々と数多くのプロジェクトを実行してまいりました。

  当協会の運営は埼玉県を中心とした法人および個人330会員の年会費のみで運営しており、限られた資金の中これまでタイ北部の山岳民族の学校4校に寄宿舎2棟・図書館2棟・教室1棟 そしてチェンマイの郊外にある孤児院に乳幼児託児施設を建設寄贈してきました。

  この2年間に実行してきたプロジェクトを紹介しますと2007年度にはこれまで進めてきたメーホンソン県の学校施設とは離れてチェンマイ市より西方30KMの郊外に位置する70名の山岳民族の孤児を収容する孤児院で0~3歳児の収容が出来なくて、外務省のODA 草の根無償資金援助に申請しているものの多くの希望の中から実施が何時になるか分からないということで当協会が肩代わりする形で実行したものです。

  昨年2月に引渡し式を行いましたが完成と同時に9名の乳幼児が入居していたことには驚きました。

  また2008年度のプロジェクトとしてはチェンマイ市の北方80Kmの山奥に位置する140名が学ぶ山岳民族ラフ族のバーンホウェイター小中学校から 図書館がほしいと言う話があり3度にわたる事前調査を経て決定し実行しました。

  この学校は平坦地が少なくて崖の上に建てざるを得なく2階建て構造で70㎡の図書館が村民の協力を得て完成しました。

  その他発足当時から進めているイサン地域の中学生へのダルニー奨学金寄付も毎年継続し既に70名が卒業し現在20名が通学しており当協会の息の長い支援事業の一つになっています。

  これらの事業を確認するため毎年一度埼玉より約30名の親善訪問団をタイに派遣し現地の人たちとの交流を深め民間ベースの草の根外交を続けており 今後も引き続き多くの会員の協力の下支援事業を継続してまいります。


2008年2月 アジアホープ孤児院託児施設の前で引渡し式参加者たちと

2008年2月 アジアホープ孤児院入居した三歳以下の孤児たち   

2009年2月 バンパーンホウェイター校図書館引渡し式記念ボード

2009年2月 バンパーンホウェイター校図書館外観全景

2009年2月 バンパーンホウェイター校図書館入り口の前でラフ族の子供たちと

2009年2月 バンパーンホウェイター校図書館の前で引渡し式参加者たちと
(前列左から4人目:筆者)

寄稿:平成21年8月18日



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