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バンコク雑感

JTBFミッションのバンコックのスケジュールに参加して

日本大使・バンコック日本人商工会議所、FTI・泰日協会・BOI・TATとの面談に参加し、最後にArsa Sarasin 氏(His Majesty’s Principal Private Secretary)主宰の夕食会に参加した。タイ側組織の面談相手にはそれぞれ旧知の人がかなりいたので、旧交を温めながら、日・タイ関係においてJTBFの果たす役割を知ってもらうことが出来たのではないかと思うし、彼らもそのねらうところを評価してくれたと思う。

タイは今年いろいろな出来事を迎える

国王の即位60周年記念の盛大な式典が予定され、日本からも天皇・皇后が6月13日の式典に参加される。4月には日・タイ自由貿易協定(FTA)の調印が予定され、また8月(?)には新空港の開港が予定されている。更には中・タイ国交30年を迎える。

経済は順調に伸びている

ただし、日本を筆頭にして増え続ける外国企業投資により、技術者不足・労働力不足が深刻化し、一部企業においては労働争議の発生し周辺企業への波及が懸念されているようだ。一方、タクシン政権に対しては、首相の株式不正売却疑惑から、反政府運動の動きが活発化しており、ミッションの滞在中にも首相の退陣を求めて大規模なデモが頻発している。地方農民の支持率は依然として高いようだが、都市部の支持率はかなり下がっており、反対運動の帰趨は要注意だ。遂に、首相は、3月24日下院を解散、4月2日の総選挙となった。

十数年前と比べてバンコックの様子はどうであったか

JTBFのメンバーの殆どがバンコックに駐在していた十数年前と比べてバンコックの様子は今回どうであったか?
まず空港、入国審査につき物の長い行列は、改善されたとの噂を聞いたことはあるが、我々の着いた午後の時間帯では相変わらずForeign Passportに長い列が見られた。時々係官が行列者を空いている窓口に誘導するのを見たが、必ずしも子供連れ優先・ハンディキャップ優先というわけでもなく、散発的で納得性に欠ける。特別のルートを使わない限り状況は変わっていないようだ。
高架有料道路のお陰で空港から市内まではスムーズにいける。以前は車中からズシタニホテルのとんがり帽子が良く見えたが、今では全く見えず、工事の滞っていたビル群も余り目につかなくなった。しかし市中心部の車の渋滞は相変わらずである。

高架鉄道(BTS)は開業から6年目を迎えた

利用者数は増えて計画予想人数を上回り、夕刻時などにはかなりのラッシュがみられる。また、開通直後の事故により一時運転中止をした地下鉄(M.R.T.)はその後順調に営業しており、Soi Asok駅などでのBTSとの接続の便もあって利用者の増加が期待される。駅の上り下りにはエスカレーターがあるが速度は日本のそれよりもかなり速い。
BTS・地下鉄の路線はまだまだ充分とはいえないであろうが、これだけ市内中心部に都市交通が出来たのに車の渋滞は依然として解消されておらず、中心部の渋滞は昨年同時期より悪くなったようにすら見えるのは何故であろうか。気がついてみれば、バスはエアコン付もエアコンなしもガラガラだ。バスの乗客が都市交通手段にうつっただけのことと思えば理解は出来る。物価は上がっているようだが、庶民の所得も上がっているのであろうか。

ゴルフ場

むかしからあるNavatanee G.C., Green Valley C.C., Subhapruek G.C. それに比較的新しいAlpineG.C.などではグリーンが速くなっているのに驚く。

駐在時の印象でいえば、バンコックのゴルフコースは概ね平坦で単調さを補う為に水とバンカーをあしらっている感じであったが、新しいコースに於いてはこの傾向はかなり変わってきたようで、フェアウェイには傾斜・うねりがあり、殆どホールごとに水が迫り、グリーンは大きくてうねりがあって速い。

例えば右図、Nakornpathom に最近出来たSuwan Golf & Country Club は湖の中にホールを配置したようなレイアウトで始めてのラウンドではスコアを纏めるのは難しい。

もう一つ新しいコースの紹介

Amata Spring Country Club
バンコックの新国際空港の先Chonburi のアマタ・ナコーン工業団地のとなりに アマタグループがつくったゴルフコース。 昨年5月に正式オープンし、今年1月にはThe Royal Trophyと銘打って、セベ・バレステロス主将のヨーロッパチームと倉本主将率いるアジアチームが試合をしたコース。日本からは今野、深堀などが参加した。

大きな鳥瞰図がないのが残念だが、水の周りをホールが回り、中央の水の間に名物17番ホールの浮島がある。

right(右の写真)浮島へは道がなく、船着場から船頭の船でグリーンに渡る。距離はレギュラーティで115ヤードだが、海に近いせいか風は強くまたグリーン周りはすぐ水なのでクラブ選択が難しい。まだオープンまもなく、コース内の木も小さいが、フェアウェイ・グリーンの整備はよくなされている。

このコースの運営方法は、ラジャプルックコースと同様で、現金は扱わず、キャディのチップも不要、スコアカードのスタイルまで一緒。クラブハウスも明るく、プレー後には日本食も食べられるインターナショナルレストランもあるが、イタリアンレストランのほうがお勧めかと思う。

滞在をエンジョイ

バンコックにも大規模ショッピングセンターがいくつもでき、きれいなホテルもレストランも沢山出来たが、昔の店を探し求め、昔の姿に親しみを感じて、鳥インフルエンザも全く気にせず、滞在をエンジョイできるのはタイを愛するからであろうか。



寄稿/掲載日:

2006/2/25

寄稿者紹介:

石井利一
(前) 丸紅泰国社長
JTBFタイミッション(2006/1/31~2/2)の Group Leader



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