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アユタヤ銀行からTNIへの奨学金寄付

平成27年10月11日
日タイビジネスフォーラム・副会長
教育支援委員長 本村 博志


2015年9月15日、タイ日工業大学(TNI)に於いてアユタヤ銀・鱸副頭取(日系統括責任者)からバンディット学長に対し奨学金寄付贈呈式が行われた。

奨学金寄付贈呈式


誠に意義深いものである。同大学は2007年に開学以来、今や4,000名を超える学生を擁し、日本のものづくりの考え方に基づいて技術知識、技能を伝授、タイ国・アセアンに中核産業人材を輩出するセンターとして注目を浴びている。特に日系企業にとって従来から長い間、そして今なお経営課題の重要な一つに中核となる産業人材の確保問題がある。

一般的にタイでは優秀な学生は、大学卒業と同時に、海外大学院へキャリアアップを狙う場合が多く、産業界のニーズにマッチしていないのが現状の中である。それでもTNIでは毎年の就職希望者の中で60%程度が、日系乃至は日系各社を主取引先とするタイ企業へ就職している現実は注目に値する。現に、アユタヤ銀行でも、これまで11人のTNI生を採用し行内の評判も良いと聞いている。

同大学としては、学生数4,000名強の5%、約200名を、奨学生としたいとしているものの、2014年実績は3.4%であり、奨学金資金不足は同大学の悩みの種である。勿論、JCCB(バンコク日本人商工会議所)から、開学以来、相当な支援が為されて来ているものの、未だに十分な資金を獲得するまでに至っていない。今回のアユタヤ銀行の積極的な奨学金支援が呼び水となって、より多くの奨学金支援が為されることを期待してやまない。


TNIの教育現場では、日本語・英語のコミュニケーション力が重視され、必須科目となっており、現場重視のものづくり精神の習得は、必ずや未来の日本―タイ国、アセアン各国の技術レベルの向上に寄与し、相互理解と親善向上に貢献するものであると確信している次第である。

三菱東京UFJ銀行、アユタヤ銀行経営幹部のタイ国への真摯な社会貢献に対し、心から謝意を申し上げ、必ずや近い将来、恩恵を受けたTNIの奨学生・卒業生がタイ国、タイ国からアセアンへの日本のものづくり精神伝授の宣教師となることを深く確信している。

(2015年10月11日寄稿)



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