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日タイ・ビジネスフォーラム(Japan-Thailand Business Forum)


タイ国に駐在経験のある日本人ビジネスマン(現役&OB)が個人の立場で参加しています。これまでの日本・タイ国両国におけるビジネス経験を生かし、両国間友好関係の促進に寄与したいと考えています。


Sceneries of Thai Borders
sketched by H. Murata

Vienchan in Laos. Across the border river Mekong is Si Chaiang Mai, Thailand.


リレーエッセイ

第7回 2022.10.1 配信
JTBF 広報委員会

久しぶりのタイ


 タイに行きたいと思いつつコロナ禍が一向に改善せず、3年近く行けなかったタイに行って参りました。

 6月初旬泰日工業大学での特別講演を引き受けたことでタイ行きを決意。当初日本ではコロナ感染者が増え続けている時期 タイ行きが実現するか不安でした。飛行機とホテルはほとんど予約が入ってなかった。こんな不安の中で講演資料を作成し、8月中旬には完成。折角、タイに行くなら 観光もしたいと考えタイ人の友人に依頼すると いつも通りの明るさで現地観光を手配してくれ、あっという間に全日程が確定。

 次にやることは 日本・タイでの出入国手続きを簡素に通過するための備え、ワクチン接種証明書、陰性証明書を携帯のアプリに保存。すべてが完了したのは出発3日前。

 久しぶりのタイへいざ出発。準備が良かったのかは定かではないですが 東京・バンコクのどちらの空港でも全く問題なく スムースに通過できました。

 バンコク市内では 馴染みの店が殆どなくなり、シャッターが閉まる店が目立ち 名物の屋台もないのは驚きました。更に物価高には目を丸くするばかり。訪問先によっては 抗原検査の陰性証明を事前に送ることが義務付けと言われる会社もありました。

Suphanburi 寺院にて

 今回の観光は Suphanburi、バンコクから西北方向に車で2時間ほど。様式が異なる寺を8カ所回りました。仏像が何体も並ぶ前で 線香・ローソク・蓮そして金箔は変わらない。今回休日にも関わらずタイ人ばかり外国人観光客は少なく 各所でゆっくり散策しながら私の健康維持を祈念。気分がすっきりしてバンコクに戻りました。

Samut Prakan シティタワーより

 翌日は Samut Prakan,  新しくできたシティタワーに上り 360度のパノラマ展望を堪能。遠くにバンコク市内の高層ビル 雄大なチャオプラヤ川が迫ってくる、眼下のBTSのラインがおもちゃのように観え ふと30年前のことを思い出しながら その変貌ぶりに感慨深いものがありました。30年前の事 有名な鰐園の隣に工場を建設、従業員は皆ゴム草履 昼食では ハエを追い払いながらの食事するとても綺麗と言えないお店。今はもうないのでしょうか。パノラマからは昔を思い出せるようなところは何ひとつありません。今回の昼食はリゾート風レストラン。衛生的で ギターの生演奏、美味しいタイ料理をいただき チャオプラヤ川を観ながら昔話。

 話は大きく変わり泰日工業大学のこと。特別講演は 専門科目物質工学の1コマを担当。

 演題は「カーボンニュートラルに向けた新技術と物質」。再生可能エネルギー・水素アンモニア・次世代電池と電気自動車・バイオ技術など多岐にわたりました。現状の日本の革新技術に加え タイ国内の開発状況を織り交ぜて紹介。学生は工学部3,4年生。20名ほどで対面とオンラインを併用。自動車工学専攻の学生が多かったので 電気自動車、燃料電池車の話しに最も興味を示しました。楽しみながら講演できました。私は、今回のことで ひとりでも多くの学生達が少しでも日本のことを理解し興味を持ってくれれば満足です。大学構内は 学内の一部を立ち入り禁止区域があり、学生数も3年前の半分くらいしかいないなど静かな印象でした。今は対面授業とオンライン授業を学生による選択ですが、実習実技授業も再開できたと専任講師から話を聞きました。来年も何かのお手伝いができればと思いつつ大学を後にしました。

 久しぶりにタイに行き 現地の人と旧交を深め 以前と少し変わったタイ王国を堪能し 無事帰国しました。

文責 野澤俊夫 (JTBF 教育支援委員会 委員長) 

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JTBF 刊行冊子

JTBFでは、2015年8月に設立以来初めて小冊子二冊を刊行しました。その後の刊行も含め現在は六冊になります。いずれも増刷の予定はありませんが、五冊についてはこのサイト内で e-book 形式で閲覧できます。

e-book 閲覧上の注意: 最新のブラウザーで閲覧してください。インターネット・エクスプローラーでは正常に表示されません。替わりにエッジを使用してください。


  1. 「Bangkok in 1960's」―副題「バンコクの今昔」


    刊行:2015年8月  ⇒ e-book
    1960年代から半世紀に亘るタイの激しい変化を垣間見る貴重な写真集です。50年前の長閑なバンコクやその近郊の風景は今や昔話の世界となってしまい、現代タイの人々にとってもおそらく懐かしさがこみ上げてくる風景と思います。これ等の貴重な写真は、JTBF特別顧問の吉川和夫氏よりご提供頂きました。Part1では、50年前、初めて氏がタイに赴任した時に撮影した写真と同じ場所・アングルで、最近再撮影して比較したものであり、Part2では当時の貴重な庶民の生活が活写されています。

  2. 「タイローカルの旅」


    刊行:2015年8月  ⇒ e-book
    旅は「出会い」と言われます。「自然との出会い」「人との出会い」「歴史との出会い」そして「自分との出会い」。その出会いは「幹線旅行」より「ローカルの旅」にこそ、この「出会い」に遭遇するように思われます。
    この10年間余、JTBF観光委員会のメンバーが中心となってバンコクやチェンマイ等の大都市への旅ではなく「タイ・ローカルの旅」こそ、日本人の「心の琴線」に触れる旅が出来ると確信し、タイ国観光庁(TAT)東京事務所と地道に共同で開発した「タイ・ローカルの旅」の会員紀行文、並びに「お勧めのタイローカルの旅」を纏めた冊子です。

  3. 「アユタヤ歴史遺産の旅」


    刊行:2016年4月  ⇒ e-book
    現在の日本人向けアユタヤ観光の定番ルートは、「世界遺産アユタヤ遺跡」を標榜しているものの、アユタヤ歴史研究センターも、日本人町も、ましてやポンペット遺跡も含まれていません。魅力あふれるアユタヤの歴史全体を日本人にもっと知ってもらうために、この三ケ所をルートに含む観光ツアーの開発が望まれます。
    そんなことをテーマに、2016年2月28日、JTBF観光委員会、泰日協会有志10名で小旅行を実施しました。その記録を纏めたのがこの冊子です。

  4. 「タイローカルの魅力を訪ねて」


    刊行:2017年4月  ⇒ e-book
    今回、タイ国誕生と言われるスコータイ王朝そしてほぼ同じ時期に栄え、その後のタイ歴史の形成に大きく関係してきたハリプンチヤイ王朝、ランナータイ王朝の古里を旅しました。
    旅とは「出会い」である。「人」、「自然」、「歴史」、そして「自分」との出会いである。過去の「タイローカルの旅」とはまた違った、私たちが今まで追求してきた「旅は出会い」の様々な「心に残る風景」が今回の旅には多くありました。


  5. 「国境の地・メーホンソンへの旅」


    刊行:2019年8月  ⇒ e-book
    メーホンソン県はバンコクの北西924km、チェンマイの西120km、人口30万に満たない過疎地ですが、豊かな自然と多くの少数民族による多民族文化を残した魅力的な観光地です。一方ここは、先の太平洋戦争時の日本兵の足跡が残された、日本人にとって決して忘れてはならない土地でもあります。
    当時、このメーホンソン、クンユアムには日本軍の駐屯地がありました。また戦争末期にはインパール作戦の失敗によるビルマからの敗退撤退の道筋にあたり、ここで多くの日本軍兵士が命を落としました。クンユアムには駐屯日本兵と村民の友好的な交流を記念する博物館がタイ人によって建設されています。今なお多くの日本兵の遺骨が収集されずに眠っているところでもあり、我々にとってはこれら日本兵への慰霊の旅でもありました。


  6. 「日タイのビジネス交流を振り返る」


    刊行:2019年9月
    2019年2月20日、「日本企業とタイの歩み写真展」としてタイ大使館で展示講演会が開催されました。この冊子はその時の展示物を記念にとりまとめたもので、タイ大使館とJTBFが協力して作成したものです。
    1960年代からタイは工業国へと変化をとげましたが、日本企業も重要なプレーヤーとして役割を果たしてきました。写真展では長年タイで活動してきた9社からご提供いただいた写真と、JTBF会員吉川和夫氏が1960年代タイ駐在時に撮影した写真等が展示されました。なお吉川和夫氏の写真は上記「バンコクの今昔」に含まれるものです。