タイ国に駐在経験のある日本人ビジネスマン(現役&OB)が個人の立場で参加しています。これまでの日本・タイ国両国におけるビジネス経験を生かし、両国間友好関係の促進に寄与したいと考えています。
リレーエッセイ 第42回配信
2026年04月01日配信
JTBF 広報委員会
来年の日タイ修好140周年に向けた記念事業としてタイ東北地方を中心とした観光事業を作りたい、という要望がタイ政府観光局(TAT)東京事務所のセークサン所長から挙げられました。ではタイ東北地方にどのような観光資源があるか見に行こう、ということで主だった観光地を視察する機会をTATに作って頂いたのが今回の視察です。
何故東北地方なのか。バンコク、プーケット等は既に有名な観光スポットなので、未だ余り知られていない東北地方にフォーカスし、新たな需要喚起に繋げたいというのがTATの希望でした。又、昨今訪タイ日本人観光客の数が訪日タイ人の数を下回っていることに対して危機感を持っており、既存の観光スポット以外に新たなスポットを開拓したいというニーズもあったようです。
今回の旅程は次の通りでした。バンコクからは空路でコンケンに入り、途中の移動は車でウドンタニに向かい、空路でバンコクに戻りました。
【1日目 2026/2/20(金)】
10:25 TG042 にてスワンナプーム国際空港出発。
11:25 コンコーン到着
12:00 ガイヤン・ワニダ・ローズワイズ・コンケンで昼食 (https://www.facebook.com/wanidarosewises)。
13:30 シンガパーク・コンケーンゴルフクラブ見学 (https://www.facebook.com/SinghaPark)。 :- シンハービール工場に隣接して
いるゴルフコース。タイに良くあるフラットなコース。良くメンテナンスされており、近代的なクラブハウスもある。平日約2000BHT/休日約
3000BHT。
15:00 プー・ウィアン国立公園見学 (https://www.thailandtravel.or.jp/phu-wiang-dinosaur-museum) :- イサーンの先人
達を描いた先史時代の壁画など数多くの考古学的サイトがある。タイで最初に恐竜の化石発見された場所
18:00 アドリブホテル・コンコーン到着 (https://www.adlibhotels.co/khon-kaen)。:- ラグジュアリーな5つ星ホテル。
19:00 アドリブホテル27F、Food by Fireで夕食。
【2日目 2026/2/21(土)】
10:00 ワット・チャイ・スリ見学 :- 古代神話を壁画の四方に施した寺院の見学。隣接した建物にて地元バン・サヴァティ小学校の生徒が演じる古代神話の民俗舞踊を見学。
11:30 メキン農場見学 (https://www.facebook.com/mekinfarmkhonkaen/) :- ファームステイが可能な農園施設を見学。所有者は野菜・果物・ハーブ等を栽培。シンプルな調理法にてイサーン料理を提供。調理体験、季節により田植え体験が可能。
14:30 JUTATIP(イサン手織り綿工房)見学 (https://jutatip.com/) :- 「無印良品」にも商品を提供。染物体験可。
16:30 センススパ・チーワティップにてイサンマッサージ体験 (https://www.facebook.com/SenseSpaCheewatip/) :- バンコク
のマッサージと異なり、指圧で全身を揉み解すタイプのマッサージ。1000BHT/1時間。
18:30 オー・カ・ジュー・オーガニック レストランで夕食。隣接するトン・ターン・ナイトマーケット見学
(https://www.thailandtravel.or.jp/ton-tann-market/、https://www.ohkajhu.com/)。:- 当該レストランはタイ航
空に機内食を提供している。
【3日目 2026年2月22日(日)】
07:30 ホテル出発ウドンタニへ。
09:00 タライ・ブア・デーン(赤い睡蓮の海)見学 (https://www.thailandtravel.or.jp/red-lotus-sea/) :- 総面積約36k㎡の広大な湖面が紅い睡蓮(スイレン)の花で埋め尽くされる。
11:30 Nong Samrong Golf Course見学 (https://www.facebook.com/profile.php?id=61570247047743) :- 軍が運営する9ホールのゴルフコース。プレーフィーは300BHT程度。
12:00 クルア・クン・ニッドで昼食 (https://www.thailandtravel.or.jp/klau-khun-nid/)。
14:00 バン・チャン ユネスコ世界遺産見学 (https://www.thailandtravel.or.jp/banchiang/) :- 東南アジアの先史時代の生活跡地が発掘されたユネスコ世界遺産。原始的な農業器具、青銅器、金属機器、宝飾品を紹介。
16:00 バン・ノンコック 絹布織りコミュニティ見学 (https://www.tourismthailand.org/Articles/khonkaen-udonthani-silk)
:- 『メ・キット』スタイルの蓮の茎と赤い蓮を使った手染めの絹織物で知られている。
18:00 ウドンタニ市内のチャババーン・イサン・ヴィンテージで夕食 (https://www.thailandtravel.or.jp/chabaa-barn/)
22:00 TG009にてウドンタニ空港からバンコク・スワンナプーム空港へ出発。
23:00 バンコク・スワンナプーム空港到着。
(観光スポットの詳細についてはそれぞれのURLにてご参照下さい。)
1日の移動距離が200キロから300キロと観光スポットが点在していることから結構な距離を移動する強行軍でしたが、乾季で且つ東北地方故にバンコクより涼しく過ごしやすい気候であり、又、食事もガイヤーン、ソムタム、ラープ、カオニャオとお馴染みの料理であったことから、快適に過ごすことが出来ました。
観光面ですが、この地方を訪れる観光客は今もタイ人が中心とのことで、日本人に紹介するとした場合、①移動手段、②衛生、③キラーコンテンツの不在、等が課題になると感じました。①は、公共交通機関が無く、移動は車を借りるか、レンタカーでしか移動が出来ない不便さ、②は、トイレの大半が未だ水桶式で場所によってはトイレットペーパーが無いことに対する抵抗感、③は、個々の観光スポットはそれぞれ素晴らしいのですが、日本からわざわざ見に行くほどのインパクトが感じられない、といった点です。
これらの課題を中心に今後どのように東北地方をPRしていくのか、来年の日タイ修交140周年に向けてTAT委員会内で検討していきたいと思ってます。
元日本航空バンコク支店 支店長 大脇正人

シンガパーク・コンケーンゴルフクラブ

プー・ウィアン国立公園内の展示

ワット・チャイ・スリ

JUTATIP(イサン手織り綿工房)

タライ・ブア・デーン(赤い睡蓮の海)

トン・ターン・ナイトマーケット

バン・ノンコック 絹布織りコミュニティ