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日タイビジネスフォーラム (JTBF)

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タイ国に駐在経験のある日本人ビジネスマン(現役&OB)が個人の立場で参加しています。これまでの日本・タイ国両国におけるビジネス経験を生かし、両国間友好関係の促進に寄与したいと考えています。


sketched by H. Murata
Phromphong BTS(skytrain) station and Sukhumvit Rd.


リレーエッセイ 第45回配信

2026年08月01日配信
JTBF 広報委員会

日本酒外交が繋ぐ未来ータイで感じた「文化としての日本酒」の可能性

 

こんにちは。株式会社Fam Lab.の森田です。今回が初めての寄稿となります。

 

私は初代Miss SAKEとして、遠くはブラジル、身近なところでは地元の酒蔵にいたるまで、国内外で日本酒の魅力を伝える活動を行ってまいりました。日本酒を通じて多くの方々と深く繋がれることから、この活動を「日本酒外交」と呼んでいます。

 

現在、日本酒の輸出量は年々増加しており、市場は順調に拡大を続けています。私自身も輸出免許を保有しているため、海外へ赴く際には常に「既存市場の動向」と「新規開拓」を念頭に置いて行動しています。

 

世界に目を向けると、特にタイへの輸出が非常に好調です。日本食レストランが立ち並ぶバンコクでは、現地で深く愛されている銘柄も数多く存在します。前回のタイ訪問時には、常夏の地でありながら「マイナス5度での徹底した品質管理」をモットーに掲げる現地の事業者様とお話しする機会もあり、その情熱に深く感銘を受けました。

 

今回は、私が日本酒のキャリアを歩む原点となったMiss SAKEのインターナショナル部門、「Miss SAKE Thailand」についてお話しいたします。

 

先日、年に一度の日本酒の祭典『SAKE WEEK THAILAND』が開催され、その中で「Miss SAKE Thailand」の最終選考が行われました。厳しい事前審査を経てファイナリストに残ったのは7名。「日本の文化を表現したい」という彼女たちの熱い想いと、ひたむきな姿は、私の胸に深く響くものがありました。

 

タイには宗教や法律に基づく厳格な規制があり、日本よりもお酒の販売時間が限られているほか、広告表現にも厳しい制限が存在します。しかし、私たちMiss SAKEという団体が広めているのは、単に「酔うためのアルコール」としての日本酒ではありません。職人の技や歴史が詰まった、文化的価値のある「日本文化の結晶」としての日本酒です。だからこそ、規制の壁を越えて現地の方々の心に届くのだと確信しています。

 

来年、記念すべき節目の年を迎えるにあたり、日本酒をはじめとした「ガストロノミー(食文化)」を通じて、さらに新たな活動を展開していきたいと考えています。